美顔器で潤いをチャージ!保湿ケアを徹底解説

美顔器で潤いをチャージ!保湿ケアを徹底解説

美顔器を使えば、自宅で手軽にサロン級の保湿ケアが可能です。
近年、美顔器がメディアやSNSなどでよく紹介され、人気を集めています。

しかし、美顔器の種類も多く、「違いがよくわからない」、「本当に効果があるの?」という方も多いでしょう。
この記事では、特に保湿ケアができる美顔器について、機能・仕組みやメリット、注意点、保湿力アップ・毛穴ケアのコツを解説します。

肌の乾燥が気になっていて、コストを抑えながら効果的な保湿をしたいという方に、おすすめの内容です。

美顔器で保湿する機能と理由

ここでは、肌の保湿に適した家庭用の美顔器を3種類紹介します。
それぞれ、「スチーム」、「電流」、「ラジオ波」と、まったく異なる方式であり、期待できる効果にも違いがあります。

購入を検討されている方は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解しておきましょう。

スチーマーにより角質層まで水分を浸透

スチーマーは、顔やデコルテに温かいスチーム(蒸気)をあててケアをする美顔器です。細かいスチームを浴びることで、角質層が水分で潤い、透明感のある肌を目指せます。

肌に直接接触させずに使用することから、刺激が少なく初心者でも使いやすいのが特徴です。 これにより、スキンケアに適した40℃近くまで肌温度を上げたり、毛穴を開かせたり、肌を柔らかくしたりすることができます。

また、仕上げに使用する化粧水などの美容成分の角質層への浸透が良くなることも期待できます。
小じわやたるみ、くすみなどの肌悩みの最大の原因は乾燥とされているため、スチーマーを使用することでそれらの予防につながります。

イオン導入器で美容液の有効成分を肌の奥深くまで浸透

イオン導入器は、微弱な電流を流し、肌の奥に美容成分を浸透させてケアをする美顔器です。浸透させる成分によって、肌の潤いやハリ、小じわの改善、リフトアップなどさまざまな美容効果が期待できます。

肌にプラスの電極をあてると、プラスイオンを持つ美容成分が反発して肌の奥に浸透し、マイナスの電極をあてると、マイナスイオンを持つ美容成分を肌の奥に届けられるのです。
これがイオン導入の仕組みとして説明される内容です。

イオン導入は水溶性の成分との相性が良く、ビタミンC誘導体やプラセンタ、トラネキサム酸、アミノ酸などが適しているとされています。
使い方は、機種や使用目的などにより異なります。

例えば、化粧水などを染み込ませたコットンを機器に装着し、スイッチをONにして肌の上にあてるというものです。

RF美顔器で美容液の微粒子を肌の奥深くまで浸透

RF美顔器は、高周波の電磁波であるラジオ波を肌に照射し、発生する熱により肌を内側から温めてケアをする美顔器です。
肌の温度が上がることで、以下のような効果があるとされています。

  1. 血行やリンパの流れが促進される。
  2. 化粧水や美容液の微細な成分が肌の奥まで浸透しやすくなる。
  3.  真皮層の線維芽細胞を活性化させて、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する。
  4. 肌の新陳代謝(ターンオーバー)が促進される。 これらにより、むくみやシミ、くすみ、小じわ、たるみなどの改善効果が期待できます。
    また、肌の代謝が活発になり、保湿力の高い肌へ導きます。

    使い方は、肌に密着するように機器を押しあてて、フェイスラインを引き上げるように動かします。
    摩擦ダメージを軽減するため、取扱説明書に従ってジェルや美容液を肌に塗っておきましょう。

美顔器で保湿するメリット

スチーマーやイオン導入器、RF美顔器といった家庭用の美顔器の機能や効果については、理解していただけたと思います。
ここでは、それらの美顔器を使って保湿ケアをするメリットについて、紹介します。

自宅で手軽にサロン級のケア

美顔器を使う最大のメリットは、自宅で簡単にサロン級のケアができることです。 美容サロンに行けば、高い出力の業務用美顔器で施術をしてもらえます。

しかし、サロンに通うために手間や時間がかかるうえ、自分が望む時間に施術を受けられるとは限りません。
家庭用美顔器ならば、自宅で好きな時間に使えます。

また、基本的に短時間でケアが完了します。そのため、忙しくても続けやすいのが特徴です。

さらに、費用が安いこともメリットです。
初期投資が必要な機器があっても、長期的にはサロンに通うよりも経済的なので、コストを抑えたい人におすすめです。

近年は、安価でもサロンレベルの効果が実感できる商品が多くなっています。

美容成分の浸透力アップ

美顔器を使えば、肌に塗っただけでは浸透しにくい化粧品の美容成分を、肌の奥深くまで浸透させることができます。
スチーマーの蒸気を浴びることで、肌が柔らかくなり、美容成分が角質層まで浸透しやすくなります。

  • 「化粧水ミスト」機能が搭載されたタイプでは、ミスト化した細かい化粧水が角質層に行きわたります。
  • イオン導入器では、微弱な電流により、美容成分が角質層と顆粒層との間にある電気的なバリアを突破できるようになり、奥深くまで浸透するとされています。
  • RF美顔器では、ラジオ波により肌を温めることで、肌の奥の層が活性化され、美容成分が角質層に浸透しやすくなります。

肌の悩みを複合的にケア

美顔器1台で、保湿だけでなく、さまざまな肌悩みに合わせたケアが可能です。

  1. スチーマー 肌悩みの原因となる乾燥を防ぐことで、小じわやたるみ、くすみなどの予防に効果が期待できます。 また、ディープクレンジングにより、ニキビや吹き出物の原因となる毛穴の汚れや黒ずみを落とすことができます。 
  2. イオン導入器 期待できる効果は、浸透させようとする成分によって異なります。 例えば、ビタミンC誘導体ならば、美白やシミ、ニキビ、肌のハリ、シワ、くすみの改善などです。 
  3. RF美顔器 肌を温めることで、血行改善やターンオーバー促進、コラーゲンの生成促進などの作用があり、さまざまな効果が期待できます。
    例えば、むくみやシミ、くすみ、小じわ、たるみの改善などです。

美顔器で保湿する際の注意点

ここまでで説明したように、美顔器には多くの美容効果やメリットがあります。 しかし、それらの効果やメリットを最大限に引き出すためには、正しい使い方をすることが重要です。

以下、保湿目的で美顔器を使用する際の注意点を紹介します。

使用方法を守る

美顔器は、誤った使い方をすると、事故や故障、肌トラブルの原因になります。 美顔器を使用する前には必ず取扱説明書をよく読み、正しい使用方法を確認してください。

同じ種類の美顔器でも、メーカーや機種によって、それぞれ適正な使用方法や使用時間、使用頻度があります。
また、肌質や使用目的によっても適切な使用頻度は異なるため、肌の状態を見ながら調整することが重要です。

どの美顔器も、時間や回数、出力を増やすほど効果が高くなるわけではありません。使いすぎると肌に負担をかけて、火傷をしたり肌が乾燥してトラブルを招いたりする可能性があります。

美容液との併用する

多くの美顔器は、使用する際に美容液やジェルを使う必要があります。
専用の美容液のみ使えるものや、普段使っている美容液が使えるものもあります。

取扱説明書で確認して使用してください。
以下、美容液を使う目的やメリットについて紹介します。

  1.  摩擦ダメージ軽減
    多くの美顔器は、肌に密着させて滑らせて使用するものです。美容液なしで使うと、摩擦で肌に刺激を与え、肌トラブルの原因になる場合があります。美容液によって滑りが良くなり、負担を減らせます。
  2. 肌の保湿
    美顔器を使った後の肌は乾燥しやすい状態です。
    そのため、美容液で肌の水分を補い、乳液やクリームで潤いを閉じ込める必要があります。 
  3. 効果の増強
    RF美顔器は、水分を通すことでラジオ波が肌に伝わります。
    そのため、美容液などで肌に水分を与えることで、効果を高めることができるのです。 
  4. 美容成分による効果
    美容液には、さまざまな美容成分を配合したものもあります。美顔器と併用することでより効果を感じられるでしょう。

    また、美容成分を浸透させる機能を持った美顔器の場合は、浸透しやすい成分が配合された専用美容液を使うことで、効果が出やすくなります。

美顔器を使って保湿力をUPするコツ

スチーマーを使った保湿力アップのコツを紹介します。
スチーマーの最大の効果が、肌の保湿です。

肌の乾燥は、さまざまな肌トラブルや肌悩みの原因とされ、保湿は肌の健康を保つために重要です。 ただし、メーカーが推奨する使用時間や使用頻度を守らないと、かえって肌が乾燥することもあるので、注意してください。

また、スチーマーの使用後にそのまま放置すると、水分が蒸発し乾燥してしまいます。使用後には、必ず化粧水や美容液、乳液、クリームなどで保湿ケアをする必要があります。

その際に、保湿力の高いジェルクリームを使うと、より効果的に潤いを閉じ込めることができます。
ジェルクリームは、水分をたっぷり含み、ベタつかず肌になじむのが特徴です。オイルが含まれるタイプのジェルクリームならば、化粧水の後に塗るだけで保湿ケアが完了となります。

美顔器を使って毛穴ケアのコツ

スチーマーを使った毛穴ケアのコツを紹介します。
毛穴汚れは肌のザラつきやくすみの原因なので、しっかり汚れを落とすことで肌を健やかに保てます。

スチーマーを使うと、毛穴の奥のメイクや古い角質、皮脂などの汚れまで落とす「ディープクレンジング」が可能です。
強くこすらずに済むので、摩擦による肌ダメージを軽減できます。

以下、その具体的な手順や方法を、解説します。

  1. ①メイクオフ アイメイクやリップなどの落ちにくいポイントメイクを、リムーバーで落としておきます。 
  2. スチームを浴びる スチームを顔全体にあてて毛穴を開き、汚れをしっかり浮き上がらせます。
  3. クレンジング クレンジング剤は、力を入れず円を描くように顔全体になじませてください。小鼻やTゾーンなどの毛穴汚れが気になる部分を中心にマッサージします。
    時間をかけると肌に負担をかけるので、手早く済ませましょう。
  4. 洗顔 クレンジング剤が肌に残らないように、30~32℃程度のぬるま湯で洗い流します。
  5. 保湿 クレンジング後の肌は、毛穴が開き乾燥しやすい状態になっています。速やかに化粧水などで保湿を行うことが重要です。

まとめ

今回は、美顔器を使った保湿ケアについて解説しました。
  • スチーマーは、スチームをあてることで肌が柔らかくなり、美容成分が浸透しやすくなる。
  • イオン導入器は、微弱な電流を流すことで、肌の奥まで美容成分が浸透しやすくなる。
  • RF美顔器は、ラジオ波を照射して肌を温めることでさまざまな効果が期待できる。血行促進やコラーゲン生成、美容成分浸透促進など。
  • メリットは、「自宅で手軽にサロン体験」、「肌悩みを複合的にケア」など。 ・注意点は、「正しく使用する」、「美容液を使う」など。
  • スチーマーを使った保湿力アップのコツは、「推奨使用時間・頻度を守る」、「使用後は保湿する」。
  • スチーマーを使った毛穴ケア(ディープクレンジング)のコツは、「メイクオフ」→「スチーマー」→「クレンジング」→「洗顔」→「保湿」の順に行い、各工程の注意点を守ること。

    自身に最適な美顔器を選び、正しく使用することで、健やかで美しい肌を目指しましょう。

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