「目元スチーマー」で目元のケアをしながら癒されましょう。
長時間のパソコンやスマートフォンの使用で、目に負担をかけて眼精疲労に悩んでいる人も多いでしょう。
目元スチーマーを使えば、蒸気で目元がじんわりと温められリラックス効果が得られます。
この記事では、目元スチーマーの使い方やメリット・デメリット、商品選びのポイント、よくある疑問とその回答について解説します。
目元スチーマーとは?
「目元スチーマー」とは、スチーム機能の付いたアイマッサージャーのことです。
市販のアイマッサージャーは、主に「温感」、「エアバッグ」、「振動」のうちいくつかのマッサージ機能が備わっています。
さらに、「EMS」、「スチーム」の機能が付いているものもあります。
目元の皮膚は薄く、皮脂腺や汗腺が少ないことから乾燥しやすいです。
デリケートな部分なので、ケアは強くこすらない、押さえないのがポイントとなります。
そのため、直接肌に触れない「スチーム」でのケアは有効です。
目元スチーマーのメリット
目元スチーマーのメリットは、以下の通りです。
- 目元のケア・リフレッシュ アイマスクのように装着するだけで、肌に摩擦を与えず目元のケアが可能です。スチームにより目元がじんわりと温められ、スマートフォンの長時間使用による疲れ目をリフレッシュします。
- 目元のエイジングケア スチームにより乾燥した目元に潤いが与えられます。継続的な使用で、乾燥によるくすみやハリ不足にもアプローチでき、目元のエイジングケアに役立ちます。
- マッサージ効果 スチームに加えて、マッサージ機能も搭載された機種もあります。それらによって血行が促され、クマやむくみの改善効果が期待できます。
- リラックス効果 スチームの心地よい温かさがリラックス効果をもたらします。さらに、アロマ機能やBluetooth機能が付いた商品ならば、香りや音楽でよりリラックスできます。
- 美容成分の浸透促進 角質層が柔らかくなることで、スチーマーの後に使用するアイクリームなどの美容成分の浸透を助け、より効果的なケアが可能です。
目元スチーマーのデメリット
目元スチーマーのデメリットは、以下の通りです。
- やけどのリスク 45℃程度のスチームでも、長時間の使用はやけどのリスクがあります。「低温やけど」は、44~50℃の物体に数分~数時間接触し続けることで起こるとされています。取扱説明書の注意書きに従って適切に使用してください。
- 目や肌への刺激 敏感肌の人や目の周りに傷がある人は、刺激になる可能性があります。また、目に疾患がある人は医師に相談してから使用してください。目に違和感があれば使用を中止し、眼科を受診しましょう。
- 商品によっては高価 1万円を超える機種もあり、経済的な負担になる場合もあります。
- 手間・時間がかかる 使用にはある程度の時間が必要で、使用中は視界が遮られるため他の作業ができません。また、清潔に使用するためには、使用後のお手入れも欠かせません。
目元スチーマーの使い方
ここでは、目元スチーマーとして株式会社アイビビッドの「LINKA アイスパ」を例にして、使い方を紹介します。
- 本体上部のふたを開けて、専用の注水用ボトルを使って水を入れる。水は「精製水」か「水道水」。
- 「42℃」または「45℃」のどちらかのボタンを押す。
- 本体を装着する。使用中は目を閉じる。
- 約10分後に自動的に電源が切れる。
- 使用後はアイクリームを塗りながら、こめかみから目の周りにかけて優しくマッサージをすることで、より保湿効果が高まる。
- 使用後はタンク内の水を抜き、アルミプレート部分の水滴を拭き取って乾燥させる。シリコンパッドも取り外して水洗いし、乾燥させる。
目元スチーマーを選ぶ際のポイント
目元スチーマーの機能は、商品によってさまざまです。
ここでは、特にどのような機能に注目してアイテムを選んだらいいのかを紹介します。
温度調節機能
スチームについては、細かく1℃刻みで温度調節することは難しいです。
そのため、市販の目元スチーマーのスチームの温度は、38~45℃のうちから、2~3段階で選べるようになっています。
また、温熱機能をOFFにして室温のひんやりスチームでスッキリとリフレッシュできる商品もあります。
さらに、モード切替えで、スチームとマッサージを組み合わせた複数のコースを選べる商品もあります。
その日の疲れ具合や気分に合わせて、好みの温度で目元をケアしましょう。
タイマー機能
目元スチーマーは、長時間使い続けると低温やけどなどのリスクがあります。
そのため、10~15分程度で自動的に電源がOFFになる、タイマー機能が付いた商品を選びましょう。
使用中にうっかり眠ってしまった場合も安心です。 スチーム機能が付いているものは、使用後にそのままアイマスクとして使用するには重量やサイズが大きすぎることがあります。
頭や首への負担になる可能性があるので、寝る前には外し、さらに本体の水を抜くなどのお手入れも行ってください。
スチームの種類
顔やデコルテに使用するフェイススチーマーの場合、スチームの種類は主に「温スチーム」、「冷ミスト」、「化粧水ミスト」の3種類です。
目元スチーマーの場合は、基本的に温スチーム(温度は2~3段階に調整)のみとなります。
目の部分に装着して使用する目元スチーマーは、本体のサイズや重量をコンパクトにする必要があるためです。
ただし、温熱機能をOFFにして常温のスチームを出せる商品もあります。
また、アロマの香りでよりリラックス効果が期待できる機能を搭載した商品もあります。
お手入れのしやすさ
目元スチーマーは水を使用する家電であるため、お手入れのしやすさにも注目してください。
使用後に掃除をせずに放置しておくと、ニオイやカビの原因になります。
そのまま使うと、カビや汚れを含むスチームを浴びることになり肌トラブルの原因にもなります。
タンクに水を入れるタイプの商品は、使用後に毎回タンク内の水を抜いて乾燥させてください。
また、シリコンパッドなどの取り外し可能なパーツは、取り外して水洗いし乾燥させます。
さらに、本体の皮脂汚れなども中性洗剤をしみこませた布などで拭き取りましょう。
基本的に商品ごとにお手入れ方法は異なるため、取扱説明書やメーカーのホームページなどもチェックしましょう。
目元スチーマーのよくある質問
目元スチーマーは、体の中でも特にデリケートで重要な感覚器官である「目」の周りに特化した美容家電です。
そのため、間違った使い方による事故は絶対に防がなければなりません。
また、適切に使用することで最大限の効果を引き出すことも重要です。
ここでは、目元スチーマーの使い方や効果について、多くの方が抱く3つの疑問点とその回答を紹介します。
目元スチーマーはコンタクトレンズをつけたまま使っても大丈夫?
コンタクトレンズを装着した状態での使用は、「危険」です。
絶対にやめてください。
コンタクトレンズをつけたまま使用すると、コンタクトレンズがずれたり破損したりする可能性があります。
安全に目元スチーマーを使用するために、必ずコンタクトレンズを外してから使用しましょう。
また、つけまつげやイヤリングなどのアクセサリー類も望ましくないとされています。
メイクをしたままでも使えるかどうかは、商品ごとに異なるため、取扱説明書などで確認してください。
目元スチーマーは毎日使っても問題ない?
基本的に、目元スチーマーは毎日使っても問題ありませんが、注意点があります。
目の周りの皮膚は非常に薄くデリケートです。
推奨される使用時間を超えての使用は皮膚に負担をかけ、シミやたるみの原因になりかねません。
目元スチーマーは、取扱説明書の記載通りに適切に使用すれば、乾燥や目の疲れの改善に役立つ美容アイテムです。
ただし、肌の状態や使い方によっては、肌トラブルの原因となる可能性もあるので、注意しましょう。
目元スチーマーでシワは改善できる?
目元スチーマーは、シワの改善に直接的な効果があるとは言い切れません。
しかし、間接的にシワの改善に役立つ可能性はあります。
目元スチーマーは、保湿効果や血行促進効果によって、目の周りのシワやクマ、たるみなどを改善する効果が期待できます。
ただし、シワの種類や肌の状態によって効果は異なります。
シワが気になる場合は、目元スチーマーだけでなく、適切なスキンケアや生活習慣の改善が重要です。
すぐにでもシワを改善したい場合は、美容皮膚科に相談することをおすすめします。
まとめ
今回は、目元スチーマーについて解説しました。
- メリットは、「目元のリフレッシュ・エイジングケア」、「マッサージ・リラックス効果」、「美容成分の浸透促進」など。
- デメリットは、「やけどのリスク」、「目や肌への刺激」など。
- 商品選びのポイントは、「温度調節機能」、「タイマー機能」、「手入れしやすさ」など。
- 使用前には必ずコンタクトレンズを外す。
- 適切な使用方法ならば毎日使える。
- 血行改善効果によりシワ改善が期待できる。
スマートフォンやパソコンが必需品である私たち現代人は、目を酷使しがちです。目元スチーマーでスッキリ快適な目元を目指してみてはいかがでしょうか。