冬に向けお肌が乾燥する季節へと移っていきます。
それにつれて、お肌の乾燥も気になる人も多いことでしょう。
そんなとき、スチーマーを使ってみることで、改善できるかもしれません。
スチーマーは単に保湿効果だけでなく、他にも様々な効果をもたらしてくれます。
そこで、今回この記事では、スチーマーの効果やメリットについて、詳しく紹介していきたいと思います。
スチーマーとは
スチーマーとは、お肌のための美容家電で、水を加熱して生み出した蒸気を顔に当てて使用しするものです。
スチーマーには様々な種類があり、温スチームと冷スチームを切り替えられるものや、アロマ機能が備わっているもの、コンパクトで持ち運びに優れたものなどがあります。
スチーマー保湿の効果・メリット
スチーマーを使用することで、肌にしっかりと水分を供給し保湿の効果をもたらす以外にも、様々な美容効果を発揮する美容家電です。
ここからは、スチーマーのもたらす効果やメリットについて、代表的なものを紹介していきたいと思います。
強力な保湿効果
乾燥肌の人にとっては、乾燥した時期の肌の乾燥状態は非常に気になるところでしょう。
そもそもお肌の乾燥は、肌の表面を覆う角質層の水分量に大きく影響されます。
角質層は、乾燥した空気や紫外線などにより、水分が減ってしまいます。
そんな時におすすめなのがスチーマーです。
スチーマーは、水分を微細な蒸気にすることで、肌の表面から角質層まで行き渡らせることができるのです。
それにより肌にとって強力な保湿効果を与えてくれます。
毛穴の汚れ除去
お肌の手入れにおいて、毛穴の汚れも気になるでしょう。
毎日、入念に洗顔していても、毛穴の奥に詰まった汚れを取り除くのは困難です。
そんな時にもスチーマーが役立ってくれます。
スチーマーを使うとお肌に温かい蒸気があたることで、毛穴が開いて奥にたまった汚れを浮き上がらせてくれます。
普段の洗顔では落としきれない頑固な汚れも、スチーマーを活用することで、取り除くことが可能です。
スチーマーを使った後に、クレンジングなどを行う事で、毛穴の汚れをより効果的に取り除くことが出来ます。
血行促進
肌にスチーマーから出る温かい蒸気を当てることによって、血行が促進されます。
血行が良くなれば、肌の新陳代謝も活性化され、それにより得られるのが次のような効果です。
- くすみを改善
- 肌のトーンアップ
- 健康的な肌色
さらに、血行促進により、肌災防に必要な栄養や酸素が行き渡ると、肌の細胞が新しく生まれ変わるターンオーバー効果も発揮します。
その結果として、シワやニキビの予防、肌の弾力性も向上し、生き生きとした印象の肌を手に入れることができるのです。
スキンケア製品の浸透力UP
どんなに高価な化粧品や美容液を使ったとしても、肌に浸透しなければ、その効果を十分に発揮することができません。
この場合でも、スチーマーを活用することで効果を高めることが出来ます。
スチーマーは、肌に温かい蒸気が当たり、肌は柔らかい状態になっており、毛穴も開いている状態です。
この状態でスキンケアを行うことで、化粧水や美容液などの有効成分が、角質層の奥深くまで素早く浸透し、しっかりと吸収してくれます。
そのため、スチーマーを活用することで、スキンケア製品の効果を最大に高めてくれるのです。
スチーマー保湿の効果的な使い方
スチーマーはそれ自体でも保湿以外にも様々な効果を発揮します。
しかし、上手に使うことでさらに効果的に使うことが可能です。
ここからは、そのスチーマーの効果的な使い方について詳しく紹介していきたいと思います。
洗顔後に行う
洗顔後は肌が清潔な状態です。
さらに毛穴も開いており、美容成分を吸収しやすい状態になっています。
この後に、スチーマーを使うことで、微細な蒸気が角質層を柔らかくして、美容成分の通り道を広げてくれます。
そのため、洗顔だけの時よりもさらに、化粧水や美容液が浸透しやすくなるのです。
また、スチーマーが血行を促進してくれるので、先程も少し触れたお肌の色を明るくするトーンアップ効果や細胞が新しく入れ替わるターンオーバー効果を発揮してくれます。
スチーマーを顔に近づけすぎない
スチーマーを使用する際に、少しでも蒸気を浴びようとして、顔に近づけ過ぎてしまうことがあるのではないでしょうか。
しかし、顔を近づけすぎるとスチームの熱により肌を火傷する可能性があるため注意が必要です。
さらに、必要な水分を奪われ、かえって肌が乾燥することもあります。
スチーマーと顔との距離は、基本的には約20㎝くらいが適切な距離の目安とされています。
しかし、使用するスチーマーによって変わることもあるので、使用前にスチーマーの取扱説明書で確認しましょう。
時間を守って行う
スチーマーを使用する際に、先程の近づけすぎる人のように、時間を長く当てようとする人も多いのではないでしょうか。
しかし、近すぎる場合と同様に、スチーマーを浴びすぎると、肌の水分が奪われて、乾燥してしまう事があります。
1回の目安は5~10分です。
使用時間に関しても使っているスチーマーによって異なる場合があるため、取扱説明書で確認しましょう。
説明書に書いてある時間を守って正しく使用しましょう。
また、タイマー機能付きのスチーマーもあるので、タイマー機能を使用すると浴びすぎることがないので安心です。
保湿ケアで仕上げる
スチーマーを使用することにより肌を温め、肌に水分を供給しうるおいを与えてくれます。
そして、その後の保湿ケアはとても重要です。
スチーマーの使用後は、毛穴が開いているため乾燥しやすく、せっかく肌に水分がうるおっても、そのままにしておくと乾燥してしまう可能性があります。
そのため、スチーマー使用後は、化粧水や乳液、クリームなどで丁寧に保湿ケアを行いましょう。
スチーマーで水分を供給した後は、保湿ケアでうるおいを閉じ込めることで、美しい肌を保つことが出来ます。
スチーマー保湿の効果を高めるためのコツ
これまで、スチーマーのメリットと、上手な使い方について説明してきましたが、さらにスチーマー保湿の効果を最大限に生かすためのコツがあるので、紹介しておきましょう。
そのコツについては、
- 保湿成分が豊富に含まれたクリームを選ぶ
- 週に2~3回程度行う
- 室内の湿度を上げる
保湿成分が豊富に含まれたクリームを選ぶ
先程、スチーマー使用後の保湿ケアの有用性について説明しました。
保湿ケアの際に保湿成分が豊富に含まれたクリームを選ぶとより効果が高まります。
保湿成分の主なものは、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどです。
これらの成分が含まれているクリームを使用することで、スチーマーで肌が得た水分を、しっかり保湿してくれます。
乾燥肌の方にはオイルを含むクリームがおすすめです。
自分の肌の状態に合った、クリームを使用することで、スチーマーで得られた水分を、しっかりと肌にとどめてうるおいのある肌に保ってくれます。
週に2~3回程度行う
スチーマーは、毎日使うのは控えましょう。
日常的にスチーマーを使い続けると、皮脂も洗い流してしまい、肌が乾燥してしまう可能性があります。
肌に負担をかけすぎず、スチーマーの効果を最大限に生かすためには、週に2~3回使用するのが適切です。
肌の状況に応じて頻度を調整することも重要です。
肌が乾燥している場合には、週3回、肌の保湿状況等が安定している場合には、週2回にするなどの肌の状況に応じて使い方を工夫しましょう。
室内の湿度を上げる
スチーマーの効果を最大限に活かすためには、使用する際の部屋の湿度にも気を配ることが重要です。
部屋が乾燥した状態で使用すると、スチーマーから出た水分がすぐに蒸発してしまい、肌に水分を供給しにくくなってしまいます。
スチーマーの効果を最大限に引き出すためには、部屋の湿度を50~60%に保つのが良いでしょう。
湿度を上げる方法として、加湿器が有効的ですが、湿ったタオルを部屋に干すだけでも効果があります。
部屋の湿度は、スチーマーの効果を上げるだけでなく、肌だけでなく喉の乾燥防止にもなります。
まとめ
今回は、スチーマー保湿について紹介してきました。
スチーマーは、水分を蒸気で細かくすることで、角質層まで水分を届けてくれるものです。
その他にも肌を明るくしてくれるトーンアップ効果や、肌の細胞が入れ替わるオーバーターン機能を引き出してくれます。
ただし、近づけすぎたり、長時間浴びたりするとかえって皮膚が乾燥してしまうため、使用は取扱説明書に従い適切な使用方法で利用しましょう。
スチーマー保湿で、うるおいのある肌を保ちましょう。